消化器内科
最近の話題としては、ヘリコバクターピロリ菌の感染が挙げられ、50歳以上の世代では8割以上が感染しているとの指摘もあり、WHOでは日本人の胃癌の主要原因と言われています。そのため、ヘリコバクターピロリ菌の検査を行い除菌することがこれからの胃癌予防の一つとされています。慢性胃炎・胃潰瘍のある方はその疾患の一連の検査としてピロリ菌検査をして除菌までの流れとなり保険適応となりますが、何も症状のない方は健康診断(自費)での検査を行い、治療となっていくのが現状です。
また早期癌発見のため、内視鏡検査において特殊光による強調画像(LCI、BLI)を利用し上部内視鏡検査を行っております。
肝・胆道系疾患においては、B,C型肝炎の治療が目覚ましいものがあり現在では完治可能な疾患となってきている状態であり、地域かかりつけ医としてはまだ眠っているキャリアーを見つけることが大事と考えております。肝炎治療に目途が立ってきている中で依然として肝癌の減少が認められず最近話題となっているのは、NAFLD、NASH等の非アルコール性脂肪肝疾患(肝炎、肝硬変)です。ここでは詳細はお話できませんが、脂肪肝は立派な病気であり、ほっとけないものとなったということです。
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循環器内科
高LDL血症、糖尿病(高血糖)によるAGE‘s(終末糖化タンパク)やsd-LDL等による動脈硬化症の結果、狭心症、心筋梗塞等の心血管疾患に対して、心臓超音波検査(心エコー)、24時間心電図検査、心電図検査にて早期に発見し、MDCT検査へ繋げ、発症する前に治療することを目標としております。(治療は高度医療機関への紹介致します。)
また、胸部・腹部大動脈瘤、大動脈解離(大動脈壁の高度な石灰化の高リスク群)の早期発見にも努めております。
年齢とともに、心房細動、弁膜症が発症しご本人自体あまり気づかれていない場合もあります。健康診断で指摘された些細なことでも精査して特に弁膜症が発見されることが多くなっております。
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